大人でも夜尿症や尿失禁で苦しむ人は実は多いです。その改善には原因を作らないことが大切です。そこで、原因になってしまうアルコールの存在は見逃せません。

なかなか改善しないという方は、アルコールの弊害について真剣に考えてみませんか。

原因がいろいろある夜尿症

夜尿症は一般的に「おねしょ」のことですが、大人でも夜尿症になることも珍しくありません。その原因には様々なものがあります。

精神的なストレスが原因となることもあります。そのほかに、普段の食生活が大きな影響を与えているのは見逃せません。精神的なストレスを解消するよりも、体内に入れるものから考えたほうが手っ取り早いです。

アルコールの飲みすぎ

普段からアルコールに親しんでいる方は多いのではないでしょうか。はっきり言うと、アルコールは体に悪いです。アルコールを飲むことによって、利尿作用が高まります。

すぐにトイレに行きたくなってしまうのはアルコールを飲んだせいです。しかし、この問題は大したことはありません。もっと怖いのは普段からアルコールを常用することです。

アルコールを飲むことによって、神経の働きが悪くなります。アルコールは電気を通さないのですが、人間の体は神経が通っていて、電気が通らなければ神経が働きません。

神経に電気信号が伝わることによって、筋肉が動いて血液が流れるわけです。アルコールを普段から取っていると神経が働かなくなります。思ったように膀胱周辺の筋肉が働かないようになってしまいます。

膀胱のコントロールがきかなくなります。人前で失禁してしまったり、寝ているときに漏らしてしまうこともあります。時には出なくなってしまうこともあります。

痛みが出てくる

アルコールを常用していると、体中の神経が働きにくくなります。神経が働かないので麻痺した状態が続きます。その状態で急に血液が流れるようになると、今まで血液が流れてこなかった場所に血液が入ってくるのですから、激痛が伴います。

いくら痛み止めを服用しても意味がありません。痛みどめは神経を麻痺させ、痛みを感じなくさせているだけだからです。アルコールで麻痺した体に、さらにアルコールを突っ込んでいるのと同じです。

それよりも、体の中に残っているアルコールの量を、減らすことのほうが重要なのです。

仕事のストレスをアルコールで発散させない

ストレスがたまるとアルコールに逃げる人がいます。アルコールでストレスを解消することはできません。泥酔し、多くの人に迷惑をかけてしまうのです。

アルコールは神経を麻痺させるものですから脳神経も麻痺してします。物を考えられなくなり、暴言やDVに至ることも。自分の記憶のないうちに、周りの人にとんでもない迷惑をかけてしまいます。信用を失った結果、さらに自分の立場が悪くなり、ストレスをかけられる立場になってしまうのです。

アルコールを飲めるのがカッコいいという時代ではなくなりました。醜態をさらすだけ。一時期には気分がいいかもしれませんが、大変なことになってしまう人もいます。お酒の飲めない人のほうがよっぽど楽です。

アルコールは時代遅れの飲み物

まずはアルコールが体に悪いものと認識しましょう。つき合いだから仕方がない、という方は仕方がありませんが、普段から飲まないようにすることが大切です。

酒は百薬の長と言いますが、これは嘘です。もともと長生きするタイプの丈夫な人がお酒を飲んでいただけの話です。大人の夜尿症にもつながります。

ストレス解消になるどころか立場が悪くなって、さらにストレスがたまるようになることも。これからの時代はお酒を飲めない人のほうが信用できます。大きな事故を起こしてしまう方もいます。

周りの人に迷惑をかけず、体を大切にしたいなら、アルコールはできるだけ控えること。 お酒が飲めるというのは、かっこいいどころか時代遅れの発想なのです。