病院から処方されるお薬が原因で排尿障害になることがあります。薬の副作用で膀胱や前立腺周辺の神経の働きが悪くなり、自由自在に筋肉をコントロールすることができず尿が出しにくいという症状が出てきます。
この場合にどのような治療をしてもうまくいきません。原因は処方薬にあるのですから。
その場合には今飲んでる処方薬が本当に治療に適切なものかどうかを調べる必要があります。
薬には必ず副作用があります。一時的に症状を楽にしてくれることもありますが、それは病気を治したわけではなく、一時的に神経を麻痺させて症状を抑えているだけ。
その薬が切れれば症状はまた現れるし、副作用で別の病気になったように見えてしまうこともあります。
痛み止めはいいのか
鎮痛剤のような神経を麻痺させるようなものを飲んでいると、神経が麻痺して痛みを感じなくなり、体を動かしにくくなります。
痛みを親の仇のようにとらえているドクターもいますが、痛みがあることによって痛い部分の血流が悪くなっていることがわかります。
痛み自体が悪い箇所を知らせるサインとなっているのです。痛みのサインを薬で消してしまったとしたら、治るものも治らなくなります。
せっかくの体調不良の警報を薬で消してしまっては回復の芽がなくなりますよね。
さらに追加で悪化
排尿障害以外の他の副作用もあります。その副作用ドクターに相談すると病気が進行したのだから、もっと薬を飲まなければならないと言ってさらに薬が追加される。
その追加した薬の副作用をうみ、副作用がまた出てきてしまうのです。気が付いたら山のような薬を飲まされていたということもあります。
基本的に患者に飲ませる薬は1種類までです。そして薬には規定の容量もあります。容量以上に薬を飲んでも効果が発揮されるどころか副作用だけが得られることになります。
薬に明るくないドクターが多いために、残尿感や排尿障害が改善しないむしろ悪化したという人も結構いるのは薬物について無理解な医師が多いためです。
診療科が多いから
他の診療科で薬をもらっている人は注意が必要です。
日本国内の病院は診療科と呼ばれる専門分野に分かれて経営が行われています。そしてクリニックや病院がたくさんあります。一つの病院で複数の診療科を回っている人もいるし、複数の病院に通っている人もいます。
あっちこっちで薬をもらうことになり治療が混乱しやすいです。いくつもの病院に同時に通っている人は、そのすべての薬を把握できるドクターを探すことが重要です。
体の特定の箇所だけに詳しい医師をいくら集めても、全体の健康がわからなければ、優秀なドクターを幾らつけても無駄もしくは混乱するだけです。
ドクターには相談しにくい
医師の多くは薬を処方するのが治療の中心と思い込んでいます。薬は体にいいものと頭から決め付ける医師も多いです。そのため、処方薬を飲まないとドクターのプライドを傷付けて中には怒られてしまうこともあります。
その際には他のドクターに相談する。セカンドオピニオンなどを利用することが必要になってきます。ドクターによって立場は全く違います。病気や治療についての考え方も人によって全く違います。ドクターに相談して客に具合が悪くなってしまうこともあるし、相談しても聞く耳を持たないというのなら本末転倒です。話のわかりそうな人に頼りましょう。
船頭多くして船山に上る
一そうの船に何人も船頭がいたら、船は山に登ってしまうようなおかしな方向に進みます。指図する人ばかりが増え物事が見当違いの方向に進みます。まさに同じです。
治療のために病院に行っているのに、治療のせいでさらに悪くなった例は世の中には多いのですが、なかなか顕在化しません。排尿障害ももしかしたらドクターが引き起こしている、と言えることもあります。薬はリスクという言葉がありますがその通りです。どんなことにも原因がありますが、その原因を医師が作っているということもありますのでよく注意してください。