留学やワーキングホリデーなどで海外に滞在しているとき、
もしも重篤な排尿トラブルに見舞われたら現地の病院を受診しなければなりません。

しかし、「残尿感がある」などの症状を、医師に英語でどのように説明すればいいのでしょうか。

今回は、尿に関する英語表現をいくつかご紹介します。
残尿感や頻尿など、排尿トラブルにつきものの単語から、オシッコに行きたいときの表現など、
病院でも日常生活でも使える英語をまとめました。

尿に関する英単語

【1】尿…「urine」もしくは「pee」

“I go to pee”で「ちょっとオシッコしてくるね」という意味になります。

【2】残尿感…「Contrast」もしくは「sense of residual urine」

“I feel like I can’t release all my urine” で「尿が残っているような感じがする」と表現してもよいでしょう。

【3】頻尿…「frequent urination.」

“I go to the bathroom all the time”で「トイレが近い」と表現をしてもよいでしょう。

【4】血尿…「bloody urine」

“pass blood in one’s urine”で「血尿が出る」という意味になります。

【5】.尿失禁…「incontinence of urine」

“I’m gonna to pee my pants”で「漏らしてしまいそう」という意味になります。

「Incontinence」が「失禁」という意味になりますので、尿取りパッドは“Incontinence Pads” と表現します。

【6】.尿意切迫感(我慢できないほどの尿意)…「urinary urgency」

尿失禁と同じく、“I’m gonna to pee my pants”で「漏らしてしまいそう」と表現してもよいでしょう。

※医師がカルテに表記するための尿トラブル専門用語と、日常会話として使用される排尿用語は
違いますが、現地の病院で症状を説明する際は日常表現のみで十分でしょう。

同じ英語圏でも国ごとに違う「トイレ」という表現

英語を公用語としている国はたくさんありますが、それぞれの国によって「トイレ」の表現は異なります。

日本人が「便所」という意味で使用している「トイレ」=「toilet」は、
実はほとんどの国で通じない上に、便器を意味する単語でもあります。
使用する際は注意しましょう。

また、フォーマルな場やビジネスの場でオシッコに行きたいときは、
友人同士の気軽な会話表現ではなく、かしこまった表現が必要となります。

下記に国別の「トイレ」を意味する単語と、
状況や場に合わせた「トイレに行きたい」という表現をまとめましたので、参考にしてみて下さい。

・アメリカ、オーストラリア…「bathroom」

I want to go to a bathroom.
(トイレに行きたいです)

・カナダ…「washroom」

I would like to go to a washroom.
(トイレに行きたいです)

・イギリス… 「toilet」

I want to go to a toilet
(トイレに行きたいです)

滞在する国に合わせて「トイレ」を適切な表現へと変えましょう。

トイレを借りたいとき

・「トイレを借りてもよろしいですか?」…“May I use a bathroom?”

フォーマルな場でも気軽な場面でも使用できる表現です。
日本語ではトイレを「借りる(borrow)」という表現を使いますが、英語では「使う」という意味の「use」を使用します。
「may」を使用することにより、許可(~してもいいですか)という丁寧な表現になります。

「オシッコしたい」…“I need to go pee”

仲のよい友人同士で話しているとき、あるいは子供がよく使用するフレーズです。

「pee」は名詞だと「オシッコ」という意味ですが、「オシッコをする」という動詞としても使用できます。

・「すみません、お手洗いはどちらでしょうか」…‘’Excuse me, where is a lavatory?”

ビジネスの場、フォーマルな場など、かしこまった場面で使用します。
相手に対して失礼のない、礼儀正しい表現となっています。