• 毎朝の便通がすっきりしない・・・。
  • 便をしたのにまだ残っている感じがする・・・。
  • 何日も出ないし、出たら珍しい・・・。
  • こんなんでいいのかなぁ・・・。

便で悩んでいる人は大変多く、年々増えています。残尿感とともに気をつけたい症状の一つ。どうすれば改善させられるのか。まずは便の基本的な構造と特徴を見ていきましょう。

あまり考えたことはありませんよね。便って一体、便とは何なのでしょうか。その機能を詳しく見てみます。

便って何?

何となくしている便ですが、どのような物質で構成されているのでしょうか。

  • 水分
  • 新陳代謝によってはがれた腸内細胞
  • 大腸菌などの腸内細菌
  • 胆汁などの体内分泌液
  • 摂取した食物のうち消化しきれなかった食物繊維
  • 体内に蓄積していた毒素

便を構成する物質は食べるものによっても変化します。食べるものには気をつけたいものですね。というよりも、どんな便を作り出すかを考えて生活した方が健康や便秘にいいのかもしれません。

便を構成する成分

どのような成分が便を構成しているのでしょうか。

  • 食べ物の残りカス (5%)
  • 水分       (60%)
  • 腸壁細胞の死骸  (15%〜20%)
  • 細菌類の死骸   (10%〜15%)

便の大半は水分でできています。食べ物の残りカスが5%くらいしかないのは、少ないと感じられるかもしれません。

便の量や形色においは動物によって異なります。動物によって全く違うのです。そして体調によっても異なるし、人によっても異なります。

同じ人でも食べるものが変化すれば便も変わってきます。そして体調が善し悪しでも変わってくるので、バロメーターとしても使えますよね。汚いからといって無視をしないでください。

人は一般的には1回100~250gを排出します。体調が悪かったりすると出ないこともあります。逆に大量に出たり、何日も出ないこともあります。

下痢

水分が多いと液状になることもあります。その時の便をいわゆる『下痢』といいます。体の中の毒素を排出するために、体が無理やり下痢として排出することもあります。

便秘

長期間にわたり出ない便のことを『便秘』といいます。ひどい場合になると中毒症状を起こしまれに死亡する人もいます。便秘は人が考えているよよりも悪質で、スムーズな便は想像以上に大切なものです。

あまりにも長期間にわたり便がでない場合には、何かの疾患にかかっている可能性もあります。逆に、医師の処方薬による便秘も存在します。医師が病を作っている論外な話です。

形もいろいろ

人間の場合、楕円形から棒状で、その太さや長さは体調などによっても変化します。楕円状から棒状のものまで、さまざまです。

太さも長さも体調によって変化します。その形を毎日チェックした方がいいでしょう。どんなものを食べたのか覚えておくと、体調維持・健康管理に役立ちます。

食物繊維や炭水化物を多く摂取すると、便が大きくなる傾向があります。高カロリー・高脂肪のジャンクフードを食べると便が細くなる傾向があります。

特に食物繊維は便の量を増やしてくれます。そのため、力を入れなくても楽に排出できるので、野菜から食物繊維を取ることはもっとも重要です。

ジャンクフード・コンビニ弁当のようなものは、栄養分がろくに含まれていないので、便が小さくなります。そして固まりやすく、便秘を起こしやすくなります。こんな食生活はすばやく卒業すべきですが・・・。

年齢が小さいと、括約筋の調節ができないので、便が太くなる傾向があります。逆に年齢を重ねるほど括約筋が働きにくくなるので、便が細くなる傾向があります。

年齢とともに便がどんどん小さくなってくるのは微妙な感じですね。便の特徴など考えたくもないかもしれませんが、量が多く出しやすい便ほど健康なので、理想的な便の形を知って、目指すことが健康の第一歩です。