残尿感だけだと侮ってはいけない？
残尿感からわかる病気の種類
残尿感は言葉の通り、残尿が残っている「感じがする」といった個人の感覚的なことも感がえられる。しかし、その感覚は体に潜む病気のサインの１つかもしれません。例えば、残尿が実際に膀胱内部に残っている場合、過活動膀胱という病気の可能性が有ります。過活動膀胱炎とは、おしっこをする際に体の内部にある排尿筋という筋肉の動きを利用して行っています。この排尿筋が過剰に活動を行うことで何度おしっこに行きたくなったりおしっこをしてもすぐ残尿感が残るといった症状に襲われます。原因には大きく２種類あり、神経系が過敏となっていることがあります。ストレスなどの強い緊張状態の環境にいることによる神経以上により起こる場合があります。筋肉系統をとつながる神経と神経から脳へとつながっていることで、ストレスによる影響は残尿感に伝わっていきます。
他にも、過活動膀胱炎の原因としては、加齢によるものや前立腺肥大症など様々な病気をきっかけに引き起こされます。
本来、膀胱におしっこがたまると排尿をするもの
排尿をする仕組みとしては、膀胱におしっこがたまり一定の大きさま膨らむと体が尿意を感じるようになります。しかし、過活動膀胱炎となっている場合、膀胱の大きさに関係なく尿意を感じるようになってしまうため、残尿感が拭えずいつまでもトイレに頻繁に通うようになってしまいます。このまま過活動膀胱炎が進むと、トイレまで我慢することができずのまま漏らしてしまうということも引き起こされます。これもひとえに膀胱でトラブルが起こっている場合に起こりますので、加齢のせいなど外部の判断だけで症状の原因を判断しないようにしましょう。
残尿感で気づく膀胱炎について
残尿感を感じている場合で最も多い箒は「膀胱炎」です。
特に男性よりも女性の方が残尿感から膀胱炎という症状に気づくことが多いと言えます。それは、女性の体の構造によるところが大きいことが原因です。女性の場合、尿道が男性に比べると直線的であり、さらに肛門の部分と非常に接近しているため、男性よりも膀胱に細菌が侵入しやすい構造となっています。そのため、清潔に保っていない場合細菌が体の中で繁殖し、膀胱炎を引き起こす場合があります。膀胱炎により腹痛や頻尿や残尿感といった症状が引き起こされます。
そのため、残尿感を感じた場合は、甘く見るのではなく一度病院で相談することも大切と言えます。
残尿感を我慢することで症状が悪化し病気になる
残尿感をなんとかしたいと悩む人の一部に、トイレに行きたと思った時に我慢をするという力技に出る人がいます。しかし、残尿感を感じている場合であっても排尿をするという行為は悪いことではありません。むしろ排尿をすることで膀胱内部で繁殖している細菌を外へと排出することができますので、膀胱炎の症状をいち早く解消することができます。我慢をしても残尿感は治りません。抗生物質や薬を飲むことで膀胱炎などの膀胱におけるトラブルも治りますので、残尿感を感じた場合はただの残尿感と思わず、病気など何らかのトラブルが体の中で起こっていると想定するようにしましょう。
残尿感はホルモンバランスの異常により引き起こる場合もあります
残尿感は病気だけでなく体の健康を守る上で重要なホルモンのバランス異常を伝えている場合があります。例えば、妊娠中や生理前になると女性ホルモンが高まり残尿感が出やすくなるということがあります。それは、整理中に大量に分泌されるプロゲステロンが原因です。プロゲステロンは体に水分を溜め込もうとするためむくみなどの症状を引き起こす他、体は水を外へと水を排出しようと頻繁にトイレ行こうとします。このように体の正常な反応で残尿感を感じる場合もあるため、病気であるかそうでないかを判断することが難しい場合、どういった時に症状が起こるのか控えておくことが原因の特定につながります。
