男性の方で残尿感を克服したいなら、男性の器官を理解することが大切です。ここで紹介するのは、前立腺・睾丸・精嚢・男性器です。
品がない話になるかもしれませんが、しっかり理解しておかなければ、いつか困ることになるでしょう。この機会に、真面目に勉強してみてはいかがでしょうか。知っているのと知らないのでは大違いなのですから。
前立腺
前立腺は男性にだけあるもので、女性にはありません。若い時に栗のみくらいの大きさで、膀胱の出口と尿道の間にあります。尿道を取り巻いている形になっています。後に精嚢が一対ついています。
精嚢から出る分泌液が、射精の瞬間に精嚢から出てくる精子にまざり、活発な運動を可能にします。年齢を重ねるに従って大きくなり、排尿困難を引き起こします。
精嚢(せいのう)は精子をためておくための器官です。睾丸で作られた精子が副睾丸・精管を通って貯蔵されます。急激に収縮して精液を外に出す働きがあります。
男性器の勃起
男性器は、性的興奮したり、小便がたまったりすると反射的に勃起することがあります。
男性器の中に陰茎海綿体が2本と尿道が通っていて、刺激によって血液が流れ込んで勃起するわけです。血液が、海綿体に流れ込むことによって勃起します。
男性器が勃起するのは重要な問題です。年をとると勃起しにくくなります。健康のバロメーターでもあります。
男性器は子供の頃は皮膚に包まれています。大人になると皮膚がむけて露出されます。皮膚が長すぎる場合、亀頭が全く露出できないものを真性包茎と呼び、力を加えることによって露出できるのは仮性包茎といいます。
真性包茎の場合には、性行為がうまくできません。仮性包茎の場合には問題は全くありません。不衛生にすると病気になりやすいのでしっかり洗うことが大切です。
睾丸について
男性の睾丸は、左側のほうが右側より低くなっています。神経や血管成果を包んでいる精索と呼ばれる薄い筋膜があります。
睾丸は子孫を作るための精子を作ることと、男性ホルモンを製造する働きがあります。
精細管の中で精子は作られます。精細管の長さは40cm。太さは0.5mm。睾丸薄膜と呼ばれる膜に包まれています。出来上がった精子は、楕円形で、頭と2本のしっぽがついています。時速約12cmで、分速2mmです。
睾丸で作られた精子は、刺激が加わって性能が収縮し、射精します。健康な男性が1日に射精する量は2.6cc。精液1ccあたり約1億の精子がいます。
睾丸を包んでいるのが陰嚢(いんのう)です。陰嚢は睾丸を包み、機能維持をしています。陰嚢に皮下脂肪がついていません。体には脂肪がついていて、体温を下げないようにしています。
陰嚢に皮下脂肪がついていないのは、体温を下げたほうがいいからということです。陰嚢は冷やした方が健康にはいいのです。睾丸を冷やせ金冷法というのもありますが、意外と効果があると言われています。
陰嚢を冷やすためにブリーフやボクサーパンツではなく、トランクスやふんどしのほうがいいという話もあります。男性の場合には温めるより冷やすことが大切です。
残尿感を解決するための手っ取り早い方法ではありませんが、男性特有の機能を知ることが大切。残尿感だけでなく不妊症や性交不能の問題まで関わってきます。お医者さんが何でもかんでもわかるわけがありません。
男性の方は自分の器官に大して興味を持ってこなかった人もいるのではないでしょうか。少し気持ちの悪い思いをする人もいるかもしれませんが、残尿感の改善、健康のためには絶対に必要です。
人間の体は、これはだけ複雑な機能が絡み合って正常に動いている奇跡である、ということを知ってください。めちゃくちゃな使い方をする人は気をつけて下さいね。