普段から排出される尿の臭いには注意すべきです。
尿の状態は体調不良を表すバロメーターになっているからです。今回、注目するのは尿の臭いです。
尿の臭いがおかしいということは、体調が悪くなっていることを示しています。例外的に体調の悪くなっていないケースもありますが、たいていの場合には内臓が悪くなっている証拠となります。尿の臭いとその原因となっているものをここで確認していきましょう。
アンモニア臭
尿からアンモニア臭がすると感染症にかかった疑いが考えられます。内臓に問題があるわけではありませんが、肉体関係などの危険な遊びをすることによって排尿障害を起こしていることが考えられます。
この場合に排尿の際に痛みを感じることが多く、尿の色が悪くなったり血尿などが見られます。
体が悪い時に尿の臭いは甘酸っぱくなります。pHという数値がありますが、酸性になると数字が低く、甘いにおいがします。人間の体はpH7.3くらいに保たれ、pHが低下し酸性になると病気になってしまいます。
甘いお菓子を食べていたりアルコールを飲んだりすると血液が酸性化して病気になってしまうのです。その症状として尿の臭いが甘くなってくるということ。
糖尿病というのも尿から糖が出るという意味ではなく、血液中に糖分が多かったりして酸性化していることを示していると呼ばれています。アシドーシスと呼ばれる状態です。
血液中に糖分が増えると血液が酸性になってしまうので軽い運動でその糖分を消費することも大切です。運動がなぜ体にいいかというと、血液中の糖分を消費して血液の酸性化を抑えられるからです。体を動かすことなどゴロゴロしてると糖分が消費されず、体は次第に悪くなります。
甘いものを控えることが大事ですが、甘いものとったら消費することも考えてください。カロリーを消費するという観点はダイエットには大切ですが、不必要に多い糖分を消費するという点でも軽い運動は重要です。
きつい臭いの野菜
ニンニクや玉ねぎ、ニラなどキツい臭いの強い野菜を食べると尿が臭くなることは言われています。これは別に病気でも何でもありませんので安心してください。
その代わりに尿が臭くなっているということで、血液も臭くなっていて体臭が臭くなる可能性が高いです。周りの人に迷惑をかけていないかどうかを気をつけてくださいね。
ビタミン剤やサプリメントの悪影響
ビタミン剤やサプリメントを服用している人もいますが、化学物質が血液中に含まれているので、その分尿が臭くなります。
サプリメントやビタミン剤で病気が治ることはなく、むしろ、人工的に合成した過剰なビタミンが体に悪影響をおよぼします。結局、サプリメントやビタミン剤を飲んで尿から変なにおいがしたとしたら、それは体に悪いものを飲んでいるという証拠です。
尿トラブルなどに悩むと、健康食品に頼りがちになりやすいですが、人工的に作ったビタミンを摂取するよりも普段の食べ物を見直すことのほうがよっぽど重要です。
テレビなどの広告や最もらしい専門家の言うこと頭からうのみにしないようにしましょうね。誰だって、その商品の勧めるのは裏でお金をもらっているから、なのですから。
ビタミン剤やサプリメントは副作用がありますが、野菜には副作用がありませんよね。口に入れるものは副作用のないものにしましょう。
香水で隠すのは
最近は香水をつけている人が増えていますが、体のにおいの臭さをカバーするためにつけている人もいます。体のにおいが悪いということは血液が悪い、尿の臭いも悪いということです。薬をつけて隠さないようにしましょうね。
香水をつけている人が若者でも多く体臭が臭いを気にしているものと思われます。血液や尿に問題があることを隠したい、実はそんなに体調が良くない、と悩む人が実は多いことの表れです。