20代の頃までは何のハードルもなくすべてがうまくいった。希望の大学にも入れたし、希望の会社にも就職できた。収入もどんどん増えていき30代である程度のステータスを得ることができた。
それなりの相手と結婚して何の不自由もしていない。そんな感じで、たいていのことがうまくいった。だけど、何だか最近体がおかしい。尿もれが始まった。
何もかもうまくいったとしても、人間は病気に勝てないものです。若い時には体はそんなに悪くありません。むしろ、若い時に健康状態の悪かった人は、そのときには運が悪かったように感じていても、悪い状態を克服することによって一生の財産となります。
その経験もなくスムーズにきたのですから、尿もれが始まって大きなショックを受けるのも当然でしょう。
自己実現に進んできたけれど
それなりに楽しい人生を歩んできた。しかしそれには代償が伴います。
楽しい集まりで飲むお酒。
性的な関係も楽しんできた。
これらのことが尿もれに関係しているのです。不特定多数の異性との交際で、大きな病気をもらってしまうことも。尿もれがなかなか治らない原因となるかもしれません。
お酒を飲むくせが抜けず、仕事のストレス解消にアルコールに逃げるようになった。女性のほうが男性よりもタチが悪く、アルコール依存症になりやすいです。
血液が悪くなるために、膀胱の神経が働かなくなり、筋肉が動かせなくなることも。それに毎日の仕事のストレスや育児の疲れが重なって排尿障害を起こすことも。
痛みを抑えるのはよくない
市販されている鎮痛剤を使うのはよくありません。痛みから逃れたい気持ちはわかりますが、痛みが出ることも時には必要です。
痛みが出るということは今まで血液が流れてこなかったところに血液が流れ始まったということ。
治ろうとするから痛みが伴うわけです。人間は痛みで死ぬことはありません。無理やり痛みを抑えることにより、体が回復するきっかけを奪ってしまうのです。
40代くらいの女性は鎮痛剤を使う傾向が強いです。その副作用として排尿障害を起こしてしまうこともあります。痛みどめは神経を麻痺させるものです。
処方薬でも市販薬でも薬は骨の中に蓄積します。体の中にたまった薬が、神経の働きを悪くすることもあります。つらいからと言って普段から薬にばかり頼る傾向はよくありません。
若さはもうないから
40代くらいになると思う若さは通用しません。結婚しても無償な虚しさを感じたり、結婚しなければ結婚しないで不安を感じたり、何をしていいのか、わからなくなってしまう年齢でもあります。
転職したり資格取得を目指したい。独立したり海外留学しようとしたり、ちょこまか動きまわっても自分と向き合っていないのではないでしょうか。
最も大切なのは自分の体ですが、体のケアをおろそかにしていると、尿もれとなってしまいます。自分の体と向き合ってみるサインなのかもしれません。今まで何もかもがうまくいってきたけれど、自分と体と面と向かって話すことはなかったかもしれません。
30代くらいから次第に体は悪くなってくるものですが、今までやってきたことがうまくいかなくなる年齢でもあります。尿もれも今までの生活が間違ってきた証拠。体をケアしてこなかったから悪いのです。
体はなんと正直なのでしょうか。悪い生活をしていれば、どこかに影響が出ます。
尿もれで自分と向き合う
40代の女性は自分と向き合うにはいい年齢。若い時のような容姿も体力も残っていません。無理をすることはありません。何の障害もなく、社会的な地位や金銭が得られたのも健康な体があってのこと。その体をケアする年齢が40代なのです。尿もれに悩んでいる方も、このタイミングで、体を大切にすることを学んでみませんか。