尿トラブルに悩む男性が増えています。年齢で言うと30歳くらいから膀胱の調子が悪くなり、軽い尿失禁や排尿障害を起こすことから始まります。
尿トラブルの弊害
尿トラブルに悩まされるようになると、精神的な落ち込みや、「この年で尿失禁?」というような羞恥心が重なり、外出するのが嫌になったり、おっくうになる人も出てきます。
男性の尿失禁では、膀胱の調子が悪くなっていることが考えられます。さまざまな要因で、膀胱の働きが悪くなっている男性が最近になり急激に増えています。
いろんな尿トラブル
ストレスが原因で発症する過活動膀胱と呼ばれる症状があります。精神的なストレスや仕事や人間関係の重圧が原因で膀胱の状態が悪くなってしまい、尿失禁に悩まされるものです。
トイレが近い感じがする原因に、前立腺肥大症があります。前立腺が大きくなることにより尿道が圧迫され、尿が出にくく、排尿がスムーズにいかない症状が出てきます。これも40歳~50歳の男性に多いと言われています。
お酒を飲む機会が多いと尿トラブルに悩まされやすくなります。40歳~50歳の男性は何かとお酒を飲む機会が多いですが、アルコールには利尿作用があります。
アルコール類の飲み過ぎは膀胱にダメージを与えるので、じわりじわりと排尿障害の症状が悪化していきます。若い時からお酒をたしなんできた40歳~50歳は要注意といったところです。
尿トラブルで不眠症
尿トラブルに悩まされると夜眠りにくい不眠症に悩まされるケースもあります。
寝ている間に尿がたまり夜中起きてしまう。
寝る前にトイレに行ったはずなのに尿のことが気になって仕方がない。
不快感で夜の眠りが浅くなってしまうのです。
お茶やアルコールは利尿作用が高めるので、夜中に排尿したくなるので、寝る前はできるだけ利尿作用のある飲み物は控えましょう。
コーヒーなどのカフェインが入っているものも、眠りを浅くするので良くありません。深い眠りに落ちてしまえば、排尿のことなどを気がつかなくなってしまいます。でも、眠りが浅くなると、排尿が気になってしまいます。リラックスしてよく眠れるような精神状態を作っておきたいものです。
食べ物は大事
膀胱の調子が悪くなることは、体全体が悪くなっている証拠。病院に行けば助けてもらえると思って、体のケアを怠るのはやめましょう。病院で処方される薬は副作用もあるし、病状が重くなればなるほど回復には多大な労力を必要とします。
40歳~50歳まで病気になったことのない人ほど、不健康な人を見て根性がない、努力が足りない、と決め付けてしまいがち。40歳~50歳で体調が初めて悪くなると、そのショックは計り知れません。
日頃からの食生活を考えることが重要です。油物やアルコールなどの体に負担のかかるものは控えましょう。甘い飲み物も血液を悪くするのでよくありません。
野菜をしっかりとることが重要です。ビタミン・ミネラル・食物繊維をたっぷりとりましょう。「食べるものならどんなものだって同じだ」なんて思わないでくださいね。食べるものから体が出来上がっています。外食ばかり食べている人は要注意です。
デスクワークばかりでは
デスクワークばかりしている人は、普段から運動をすると膀胱の状態がよくなります。軽い運動をすることで血流が良くなり、体調が良くなるからです。
デスクワークばかりするのは楽と思っている人もいますが、椅子ばかり座っていると調子が悪くなります。あまりにも激しいスポーツをすると逆に調子が悪くなってしまうので、嫌にならないくらい運動強度で、気分が晴れるくらいの軽い運動にとどめておきましょう。
40歳~50歳になるといろいろなトラブルに見舞われます。人間関係や家庭内のトラブルもあります。精神的な重圧も膀胱にダメージを与えて、排尿障害なトラブルにもなります。すべてを完全に解決することできませんが、できることから一歩一歩改善していきましょう。