ある一定の年齢になると悩まされる人が増える尿トラブル。男女差はそれほどないと言われています。男性でも女性でも40歳~50歳になると患者が急増します。

不調になる箇所は男女差があります。男性の場合、前立腺肥大症で尿道を塞ぎ、排尿できない尿トラブルになります。

女性の場合は骨盤底筋の緩みにより尿トラブルに悩まされるというように、男女の体系の違いによって、トラブルの現れ方は異なるということです。

治療法は

尿トラブルになったら病院に行きましょうというアドバイスも一般にはされています。抗コリン薬と呼ばれる薬剤を中心に服用することになるのですが、根本的な解決法にはなっていません。

むしろ一時的に症状を止めるためのもので長期間の服用は副作用があり、それほどおすすめすることはできません。尿トラブルは病院に行けば必ず治る、といったものではありません。

原因を考えよう

尿トラブルになるには必ず原因があります。その原因を突き止めることが大切ですが、

最も重要なのは食事です。乱れた食生活は体を悪くします。

添加物ばかりの食生活、ファストフードや加工食品ばかり食べていれば必ず体は弱ってきます。

処方薬には必ず副作用というものがつきまといますし、病気の原因の根本的な解決にはなっていません。逆に、他の疾患で治療を受けている人がその処方薬で尿トラブルを起こしているというケースも散見されます。

その場合は飲んでいる薬が体に合っていないことが考えられます。患者に「減薬して」と言われる、と怒り出してしまう医師がいますが、薬の副作用に関して無知な証拠です。薬の量を変更したりして減薬を試みるという選択肢を考えてみましょう。

処方薬が原因での尿トラブルを処方薬で治そうとしても、さらなる副作用に悩まされます。病状が悪化してしまい別の疾患になったようにみえてしまうので要注意です。薬はたくさん飲めばいい、というものではありません。

運動したり東洋医学的なアプローチを考えてみましょう。ツボ刺激はおすすめです。ツボの位置がわかってしまえばお金はかからないし副作用もなく、いつでもどこでも自分でできます。

それと同様に軽い運動とウォーキングはおすすめです。

デスクワークの多い仕事に就いている方
家にいることが多く、長時間歩くことの少ない女性
どこに行くにも車を乗りまわして歩く機会がなくなってしまった方

車に乗る時間を減らしましょう。まとめて歩くことができなくても生活でこまめに歩数を稼ぐことは重要です。外で歩けば適度に日光を浴びることになり、健康にはおすすめです。

散歩で血流がよくなり、たまった老廃物を押し流すことができます。ツボの集中する足の裏も刺激されて全身の血行が良くなります。

行動療法

尿トラブルの根本的な解決にはなりませんが行動療法と呼ばれるものがあります。

大切なタイミングで尿漏れに悩まされないために、水分を控えたり利尿作用ならあるアルコールを控えようということです。

行動療法は、症状を抑えるためのものであり、根本的な治療方法にはならないので注意してください。

冷えを避ける

男性に比べて女性は、体脂肪が多く体が冷えやすいので体を温めるように心がけましょう。体を温めるといっても外から熱を加えるのではなく、体を温めるものを食べるということです。

体を温めるイモ類をしっかり食べることです。さっぱり系サラダは体を冷やします。体を冷やす食べ物は体調を悪くするのでおすすめできません。

体温が高ければ病気にかかりにくくなるので冷やさないように心がけましょう。平熱が35度台の低体温症の方が多いので免疫力が低下し、尿トラブルにつながることも考えられます。

処方薬で治療することがすべてではありません。体温を上げて血行をよくすること。自分自身ができることは大切なことなのですが、見逃されやすいポイントです。