女性にとって人生の一大イベントとしての妊娠や出産。体に大きな影響があります。女性の多くが妊娠や出産をきっかけにして残尿感を覚えてしまうと言われています。ここでは妊娠出産と残尿感の関係について確認してみます。
女性の体は出産前と出産後で全然違う
女性の体は妊娠することで大きく変わります。おなかが大きくなり、今までと体質が変化する人もいます。出産を終えると体型が元通りになる人もいますが、若い時のように戻らない人もいます。
女性の体は妊娠や出産は全然違うのです。男性にはわからない悩みや苦しみがあります。
妊娠すると膨らんだおなかで膀胱が圧迫される
妊娠するとおなかが大きくなります。おなかの中の赤ちゃんが成長するからです。大きくなったおなかが膀胱を圧迫するのでおしっこがちゃんと出ない、おしっこをしたのに残尿感を感じてしまう。このような体の変化によって残尿感を覚える妊婦が多いです。
骨盤問題
出産を終えると、残尿感が完全に治るということにもなりません。むしろ出産を超えることによって、骨盤の大きさが変化してしまいます。そしてその骨盤の中には膀胱がありますので影響を与えないわけがないでしょう。
そして年齢を重ねて骨盤周辺の筋肉が衰えると、さらに残尿感も高まってしまうものです。
女性はアルコール依存症になりやすいので注意
残尿感とアルコールは大きな関係があります。腎臓や膀胱を悪くしてしまうのです。亭主が妊娠した時も優しくしてくれなかったし、子供が生まれても育児に参加してくれない。
家事に理解のない亭主は見ているだけで精神的ストレスを感じてしまうものです。そして手が伸びるのがアルコール。膀胱や腎臓の状態を悪くしてしまうので、残尿感や頻尿に悩まされるようになります。
最近では男性よりも女性のほうがアルコールを飲むと言われています。これは褒められた話ではなく、ストレスが大きく関わっていることを表しています。そしてアルコール依存症になる割合も女性のほうが実は多いので注意です。
痛み止めの薬は要注意
注意したいのが痛みどめの薬。ドラッグストアに行けば手軽に購入することができようになってしまいました。これも副作用があり、気をつけて使用した方がいいでしょう。体全体に悪い影響を与えるものがあります。
痛みを薬で消してはいけません。痛みは感じるしかないのです。まともな医師なら痛みどめが積極的に出しません。治るのが遅くなることがわかっているからです。
このような痛みどめの薬が手軽に買えるようになったからといって、むやみやたらに手を出すのはよくありません。
特に女性は鎮痛剤を使う傾向があります。残尿感や頻尿にもいい影響を与えることはありません。悪くなる可能性はあります。どうしても痛みに耐えられない場合にだけ使ったほうがいいでしょう。
運動不足に陥らないように
年齢による残尿感は絶対にあります。そうして、体の筋肉の衰えも関係しています。おしっこをするにも筋肉を使っているからです。
運動不足になってしまうと、筋肉が自分の思った通りにコントロールできなくなります。だから、こまめに運動をしたほうがいいのです。若い時のような激しい運動をする必要はありません。毎日続けられる運動ぐらいはしておいたほうがいいでしょう。
手っ取り早いのは軽いウオーキング。これなら毎日続けられるし気分もいいです。厳しいエクササイズをすると大抵の場合は挫折します。
挫折するようなエクササイズ自体が体に過度な負担をかけているということ。気分のいいことなら、努力する必要はありません。激しい運動を短期間続けるよりも、体にやさしい運動を長期間続けるようにするべきです。歳を取ってからの残尿感予防になってなってくれます。
ダイエットしすぎには注意
そして女性は妊娠や出産により体重が急激に上がります。それを気にしすぎでダイエットする女性も後を絶ちません。無茶なダイエットは老化を招いて骨を弱くしてしまいます。さまざまな病気にかかりやすくなるので注意です。
妊娠や出産は女性にとって大きな出来事。体に大きな影響が加わります。体調を崩さないように無理をしないこと。だからといって怠けすぎないこと。このバランスが妊娠出産後よりもさらに要求されます。そして残尿感にも大きな影響を与えやすいのも知っておきましょう。