「何だかおしっこが出にくいな」

その時の原因には、さまざまなものがあります。今回紹介するのは尿路結石。これも残尿感に関係があります。この病はどのようにして発症するのでしょうか。そしてどんな特徴があるのでしょうか。

尿道に石ができる

尿道に石が詰まってしまった。大変なことです。尿道が詰まってしまうと、激しい痛みを感じるようになり、最終的には病院で治療を受けることになります。

尿路結石のはじめのうちは、残尿感のような症状に悩まされるかもしれません。尿道が狭くなるために、おしっこが出しにくいのです。

尿道に詰まった石が次第に大きくなり、最終的には尿道を詰まらせてしまいます。最終的に病院で治療を受けることになります。

肉ばかり食べる日本人

尿路結石になりやすい人は遺伝的に決まっていると言われています。これは生まれつきですから指摘されても仕方がありませんよね。先祖代々からの遺伝を変えることはできないのですから。

しかし、尿路結石になりやすい生活というものがあります。その一つとして肉食が挙げられます。肉ばかり食べている日本人は、尿道が詰まりやすい体質なわけです。

尿路結石の始まりはタンパク質の塊だといわれています。それがどんどん大きくなってくるのが問題だというわけです。そのタンパク質の塊の原因が肉。肉ばかり食べていると尿路結石なりやすいというわけです。

もちろんこれが残尿感と関係がない、と言えるわけがないでしょう。普段から肉食を控えることによって尿路結石のリスクを軽減してくれて残尿感の改善にも一役買ってくれるわけです。

アルコール類

そしてもう一つの原因が酒類。アルコールばかり飲んでいると尿路結石になりやすいと言われています。アルコールを飲むことによって血液が酸化します。血液が酸化するというのは血液がさびてしまうことです。

血液全体が悪くなることにより、尿路結石のリスクが上がり、残尿感にも悩まされやすくなるのです。このようなアルコール類も摂取するのを控えましょう。

酒は百薬の長とありますが、ほとんど嘘です。多くの人は飲み過ぎているのです。確かにストレスがたまってしまうのは仕方がありませんが健康的な方法で、お酒に頼らず、ストレスを解消したいものです。

尿路結石の特徴

この尿路結石なりやすいのは女性よりも男性のほうが多いと言われています。年齢で言うと30歳から60歳くらい。ちょうど残尿感に悩まされている年代と合致します。

治療法

病院やクリニックでの治療としては尿路結石を破壊するというものが挙げられます。タンパク質の固まりですから、破壊して取り除いてしまえばいいのです。病院に行けばすぐに治るといってもいいでしょう。

しかし、これは対症療法に過ぎません。石を破壊したとしても体質が変わらない限りまた同じ結果が起こってしまうのは当然です。クリニックや病院に行き、その都度、尿路結石を破壊し続けるというのもつらい話でしょう。そう何度も手術ばかり受けていては体が痛んでしまいます。

上に紹介したように尿路結石の大きな原因は肉食とアルコールにあります。もともと日本人は肉食には向いていません。もともと農耕民族だったのですから。このような悪い生活習慣を直すことによって尿路結石になりにくい体ができ上がります。

この体質改善は自分で行うしか方法はありません。野菜中心の生活を法でアルコールを控え、肉はあまり食べない。このような生活習慣を構築しておくと、残尿感も和らぐものと思われます。

病院に行けば、お医者さんが簡単に直してくれるんだと思ったら大間違い。尿路結石の根本的な解決方法は、生活習慣にあります。肉類やアルコール類を積極的に控えましょう。そうすれば残尿感に悩むリスクも低くなります。男性・女性ともに注意してください。