眠ってる時にトイレに行きたくなってしまった。これが寝ている時の残尿感です。ぐっすり眠れませんよね。夜眠る時ぐらいおしっこのことを考えたくないもの。では、なぜ寝ているときにおしっこをしたくなってしまうのでしょうか。この残尿感の原因を分析してみます。
夜間頻尿
就寝をしてからおしっこをするために2度以上起きる場合。それで睡眠に支障をきたすのは夜間頻尿です。一度就寝して朝起きるまでぐっすり寝ることができればいいのですが、何らかの原因でおしっこに行きたくなってしまいます。
就寝中は、眠りに集中するために抗利尿ホルモンというものが出ています。このおかげでおしっこのことを考えないでぐっすり眠ることができるのです。このホルモンが何らかの原因によって分泌されなくなってしまう。これが夜間頻尿の始まりです。
尿の量が多い
夜間頻尿になってしまう原因として尿の量が多いことが挙げられます。おしっこがたくさんたまっている状態で眠ってしまうんです。例えば水分を取りすぎる人。女性など水分を取ったほうが美容にいいといって大量に水分を摂取する人がいます。当然の事ながら膀胱に水分がたまりやすく、夜間頻尿になりやすいです。
その他にはアルコール類の影響もあります。アルコールを飲むと利尿作用が高まるので夜中に起きてトイレに行きたくなってしまうのです。アルコールでぐっすり眠れないのは夜間頻尿を引き起こしている場合もあるのです。その他には処方薬の影響もあります。降圧剤などの夜間頻尿を引き起こすといわれています。
膀胱の大きさが小さくなった
膀胱の大きさが小さくなってしまう人がいます。膀胱の中にためられる尿の量が少なくなるのでおしっこに行きたくなる傾向があります。夜中でも我慢できる限界に到達するのが早くなるので夜間頻尿になりやすいです。過活動膀胱や間質性膀胱炎などの原因が最近になって急激に増えています。
睡眠障害
夜ぐっすり眠れない。このような悩みを持っている人も増えています。夜中にぐっすり眠れないのは抗利尿ホルモンも出にくいということ。目が覚めていればおしっこのたまるスピードも高まります。睡眠時無呼吸症候群の症状のある人は夜間頻尿になるリスクも高いと言われています。
このようなタイプの頻尿は、夜しっかり眠れるような状況を作るしかありません。生活習慣が大切。疲れても昼間はできるだけ寝ないこと。日光を毎日浴びて体内時計をリセットすることが大事です。夜ふかしをしないことも大切です。アルコールに頼って眠らないようにしましょう。
アルコールはクセになりやすく、利尿作用も高まります。残尿感がひどくなるばかりか、アルコール依存症になる率が高いです。お酒に頼らないようにしましょう。長生きのためにはアルコール、というのはもう時代遅れの話です。寿命を縮ませるためにお金を払って飲むもの、という認識を持つことが大切です。
アルコールを控える残尿感対策
残尿感は一日中起こります。寝ている時だって起こるのが残尿感です。快適に眠るためにも膀胱周辺の筋肉を鍛えたり、生活習慣を整えたりすることが必要です。
特に注意するべきなのはアルコール。確かにお酒はおいしいかもしれませんがその反面体にダメージを負わせてしまいます。お酒が百薬の長であることは最近の医学でも否定され始めています。当たり前のことは常識になってきたのだから、世の中、少しはまともになってきたということでしょう。
残尿感という不快な思いをしないためにも、生活習慣を整えること堕落した生活をやめることが必要なのです。医師の処方する処方薬にも利尿作用を高めるものが多数存在します。その際に会社との相談をしたりアドバイスを受けたりして生活習慣の改善を整えましょう。