残尿感に悩んでいる方、残尿感に悩んではいなくても健康問題に不安を抱えている方。

毎日出るおしっこはしっかり観察してください。具合が悪くなってからでは遅いです。

おしっこの色がおかしくなってきた場合、体調に異常があることも予想されます。健康的なおしっこの特徴を確認してみましょう。

尿の色について

健康的な尿の色は黄色です。水分が不足すると色が濃くなってオレンジ色になります。短時間で大量に水を摂取した場合には、無色透明となります。

肝臓で代謝されるビリルビンがウロビリノーゲンを経て黄色のウロビリンに変化します。この場合にも黄色い尿になります。ビタミンB2が排出された時にも黄色い尿になります。

健康のバロメーターとして尿をしっかり見てください。朝昼晩と時間帯によっても色が違います。健康な方でも残尿感に悩んでいる方でも、尿の色はしっかり見ること。健康的な尿である薄い黄色を目指してください。

そんなに汚くない

尿って汚いものだと思われていますよね。臭くて汚いと悪いイメージを持たれています。仕方がありませんが、現実は違います。

尿は血液がろ過されて作られたものですので腎臓が健康な場合には、実は無菌状態です。それほど悪いものではないのです。

体の中に老廃物や異物が多いと、臭くなったり、色が悪くなることになります。血液をよごすような食事をしているから悪いのですが。

体の外に出された尿は時間が経つにつれて、細菌によって分解され、アンモニアが発生しまず。これで一般的なイメージの臭いおしっこになるのです。

つまり体の中にあるうちは無害で、体の外に排出されることにより、汚いものとなるのです。

泡が立つ場合がある

出されて直後のおしっこは空気を含んで泡が立つことがあります。すぐに消えてしまう場合が多く、神経質になる必要はそれほどありません。

それでも泡立ちが激しい場合には、残尿中のタンパク質が多すぎる、糖尿病のケースが疑われます。ひどく泡だってしまう場合、健康状態が悪いと考えてください。

どんなものを食べたのか、どのような生活習慣をしているのかを振り返ることが必要です。

尿の中で色のついている部分は体に不必要になった代謝物です。時間が経つにつれて沈殿します。ほうっておくと透明となります。

便器に注意する

便器の色にこだわる人もそれほどいないのではないでしょうか。意外と大事です。健康状態を確認するためにも便器の色にはこだわりたいものです。

「そんなもの何色だって同じでしょ」
「暖色系にしようかな」

と考えてる人もいるのではないでしょうか。

病院の便器の色は基本的には白です。これには理由があります。白い便器だと尿の色がわかりやすいのです。薄いグリーンやベージュだと色が判別しにくいですよね。

だから病院では基本的には白色の便器を使っているのです。だとすると、自宅での便器の色は白にしたほうが好ましいです。オシャレだからといって奇抜な色の便器にしないほうがいいでしょう。尿の色がわからず健康状態を確認しにくくなります。

尿のpH

尿は血液から不要物を取り除いたものです。そのため排出された残尿を分析する必要があります。体の中の異常がわかりやすいからです。

健康状態を測るには、水素イオン指数が参考になります。pHという指数で表されるもので数値が低いほど水素イオン濃度が高く賛成で体に悪いということです。

逆に数値が高くなると、水素イオン濃度が低く、アルカリ性に傾いていると判断できます。基本的には人間の体は血液が酸性になると病気になり、アルカリ性になると病気にならない傾向があります。

しかし、酸性・アルカリ性の問題は医師の生活に大きな影響を与えるために、それほど研究されずエセ化学とまで言われる始末。でも残尿に関係は大いにあります。このことを肝に銘じた方がいいでしょう。

寿命は基本的には血液からできたものです。尿を分析することにより、健康状態が判断できます。漫然とおしっこをするのではなく、色はどうなのか泡立っているのか、ドラッグストアで販売されている検査キットを購入しても健康状態が客観的にわかります。健康状態を維持するためにも、おしっこの状態には注目してください。