残尿感に悩む男性にとって前立腺はとても大切。男性の下腹部にある前立腺は、尿道に貫かれています。前立腺が健康でなければ、尿がスムーズに出ません。性生活に不満が残ることになります。
前立腺に問題が出てくると排尿時に痛みを感じることになります。男性はこうなってから前立腺の存在に気が付き始めます。排尿のたびに痛みが生じるので、トイレに行くたびに気持ちが滅入ります。
射精するときにも問題が生じます。欲求不満になり、酷い人になると、お酒に溺れたり、夫婦関係が破綻する人もいます。
こんなに意外と大切な前立腺。何とか回復させたいものですね。多くの男性が方法もわからず諦めている状況です。
肥大症になりやすい
男性は前立腺肥大症になりやすいと言われています。前立腺から分泌されるホルモンは、尿道の内側を滑らかにしてくれます。精子の環境を調節してくれる大切な機能があります。
多くの男性はあろうことに、前立腺の存在を知らずにいます。具合が悪くなってから初めて知るくらいの人ばかりです。そうならない前に、前立腺をいたわってあげることが重要です。
前立腺が膨らんでくると尿道が圧迫され、おしっこが出にくくなります。おしっこがしっかり出ないので残尿感に悩まされやすくなります。
早いうちにケアをした方がいいでしょう。50歳を受けたら検査しろと言われますが、それより前から意識することが必要です。
前立腺の状態をよくしてくれる薬も存在します。しかし副作用があり、お勧めできません。中には副作用でEDになってしまう人もいます。
処方薬にあまり頼らない方が身のためということです。どんな治療でも、副作用のあるものはあまりよくないと考えてください。
残尿感に大きな悪影響を与えてしまう前立腺肥大症ですが改善させる方法も提唱されています。
- 水分を多めにとる
- 大豆の製品をとる
- 飽和脂肪酸を減らす
- トマトをとる
大豆食品を積極的に食べるのは、エストロゲンというホルモンが分泌されやすくなるからです。男性ホルモンのテストステロンは、前立腺に悪い影響を与えます。エストロゲンはテストステロンをブロックしてくれる機能があると言われています。
飽和脂肪酸は、多く取りすぎると前立腺がんを引き起こすといわれています。1日30gの飽和脂肪酸を取る人は、11g飽和脂肪酸をとる人よりも前立腺がんの発症リスクが2倍に膨らむと言われています。
トマトもこまめに食べている人は、前立腺がんのリスクが低いことがデータとして示されています。
もちろん食品添加物が入っていないもの、無添加の食品を購入してください。よけいな化学物質・添加物が入っていないものがおすすめです。
動物性の食品で悪くなる
前立腺は動物性の食品で悪くなると言われています。ついこの間までは脂肪分が悪いとされてきました。その中でも、植物性の脂肪は悪い影響を与えず、動物性の脂肪が問題であることが指摘されています。
肉料理って多くの人が大好きですが、日本人はいつからこうなってしまったのでしょうか。朝から晩まで豚か牛を食べている状況。実は、前立腺に大きなダメージを与えていることになります。
日本人はそれほど肉を食べる習慣も歴史上はありませんでした。そのため体調が悪くなってしまうかもしれません。私たちはヨーロッパやアメリカの人たちではないのです。やはり野菜中心の食生活は、とても大事ということがわかるでしょう。
男性の残尿感は前立腺と大きな関わりがあります。腎臓や膀胱だけでなく、前立腺にまで気を配らなければいけないのです。性生活にも大きな影響を与えるので、子孫を残すのにも重要です。
50歳くらいで悪くなる人が多いと言われますが、ケアするのに早ければ早いに越したことはありません。食生活や、上に紹介した前立腺を守るポイントも参考になります。お医者さんに頼る前に、まず生活習慣の構築を心がけてください。