おしっこがすっきりしない残尿感。女性だけでなく男性も苦しんでいます。その原因にはホルモン分泌の減少や食生活の影響が挙げられます。
男性と女性の残尿感の原因は違っていて、男性は男性ホルモンのテストステロンの分泌量が減少することが挙げられています。
男性の残尿の原因
男性の前立腺は膀胱の下にあります。前立腺が大きくなることによって膀胱が圧迫される。そして、尿道が圧迫され狭くなり、おしっこがしっかり出なくなってしまいます。これが前立腺肥大症のメカニズムです。
前立腺が肥大することにより、尿道が圧迫されて、おしっこがしっかりと出ないので、すっきりしないという気持ちが残ります。
ちゃんと出てくれないので、何回もおしっこに行きたくなることも。一度ですべて排出させられません。何度もトイレに行くハメになるのが前立腺肥大症の頻尿の症状です。
時間に1回以上
頻尿の判定基準は2時間に1回以上のトイレがあるかどうか。これ以上頻繁にトイレに行くとなると、頻尿の疑いが挙げられます。前立腺肥大症の可能性も高いです。
ちなみに、夜中に2回以上トイレに行く場合には夜間頻尿の疑いがあります。年齢を重ねるに従って夜間頻尿の患者数は増えます。
前立腺が大きくなって尿道が狭くなった結果、排尿に時間がかかってしまうことも。勢いよく出ないのも前立腺肥大症の影響です。処方薬を大量に飲んでいる人はおしっこ出にくくなる傾向があります。ドクターに減薬の相談をしましょう。飲んでいる薬が多すぎて副作用で苦しむなら本末転倒です。薬は種類・量ともに少ないのが好ましいです。
意外と医師というのは薬の副作用に無頓着な方が多く、薬が原因で頻尿になってしまう人も少なくありません。減薬の相談にのってくれなければ医師失格ということです。話のわかるドクターを探すことが肝要です。たくさんの薬の名前を知っている医師よりも、適切に最小限の処方で済ますのが優秀な医師です。
改善のためには亜鉛が重要
前立腺肥大症を改善させるには亜鉛が重要です。男性ホルモンの分泌には亜鉛が必要です。亜鉛が少なくなると前立腺の働きが悪くなり肥大してしまうと言われています。
普段の食事で亜鉛をしっかりとることが重要になってきます。その他にもαリノレン酸やリノール酸も前立腺肥大の改善につながるので積極的に摂取しましょう。
動物性食品を避ける
動物性食品を取ることにより、前立腺肥大症はさらに悪化し、残尿感がひどくなります。動物性の食品を取らない食事が重要です。食生活の欧米化が残尿感に悪影響を与えているのは納得できますよね。明らかに動物性の食品の取りすぎということです。
マグネシウムをしっかりとる
前立腺肥大と話は変わりますが、尿路結石という可能性もあります。マグネシウムをしっかり取っていないと尿路結石でおしっこが出にくくなるので注意しましょう。
血液の酸化を防ぐ
血液が酸化することも防ぎましょう。簡単に言うと血液が錆びてしまいます。さびた状態の血液は毛細血管を通れません。血管が詰まってしまうと、臓器の働きが悪くなります。
おしっこが出にくくなってしまうのはいうまでもありません。血液を悪くなれば腎臓や膀胱も、ましてや他の臓器も働きが悪くなってしまうので注意です。体を酸化させない食生活をすることが大切。動物性の食品は毛細血管の内側に脂として張り付いてしまうので注意です。
男性特有の前立腺肥大症。残尿感の大きな原因ともなっています。大切なのは食生活。男性ホルモンの元となる亜鉛をしっかりとること。動物性の食品を控えることが重要です。
自堕落な生活をしていると残尿感に拍車をかけてしまいますので食生活の改善を頑張っていきましょう。すぐに効果が感じられなくても、地道に頑張れば次第に状態はよくなっていきますよ。