最近の科学技術は発達していて、おしっこした後にどれくらい残っているかがわかる検査があります。それが残尿の測定器です。一体どんなものなのでしょうか。そして残尿感の改善に役に立ってくれるのでしょうか。

残尿の測定器

残尿の測定器には超音波式など複数の種類があります。そして医療機関で検査を受けるしか方法はありません。基本的な方法としては尿道からカテーテルを突っ込むという作業が必要になります。

そしてカテーテルを突っ込んで計測したとしても、そのカテーテルが原因で感染症になってしまうリスクもあります。体に負担をかけてしまうということ。

医療機関で

デメリットもあります。正確に残尿感を測れないということ。人間の体は複雑でどれくらい水がたまっているかを判定することは難しいです。検査のたびに数値が変わってしまうことも。

体質によっては正確な数値が出ない人もいます。どんなに高性能の機械をもってしても人間の体を完全に分析することはできません。

計測する姿勢でも残尿感量が変わってしまいます。それくらい正確に測ることができないのです。

検査をしても

最近では検査技術ばかりが発達しています。どれくらいの残尿感が残っているのか、計測できますが改善させなければ意味がありません。検査をしたからといって残尿感が改善するわけではないのでご注意ください。

残尿感を改善させたいなら生活習慣を構築し直すしか方法はありません。そして、おしっこがたまっているかどうかも本人の感覚が重要。

具合が悪くないうちから検査をするのは考えものです。治療を受けるというのは何かしらの不具合を感じているからこそ。症状も出ないうちから検査をして病気だから治療してくださいというのは本末転倒。やらなくてもいいことを自分から進んでやるとろくなことにはなりませんよ。

医療行為は基本的には体を傷つけるもので傷害行為です。検査といえども必要のないときはやらない、というしっかりしたスタンスを持ってください。どんな検査にも体に負担がかかり、逆にがんなど病気を引き起こす検査だってあるからです。

検査が原因になって病気になることだってあります。そして医師の多くはこういうことをよく知りません。患者自身が冷静に検査の必要性を判断する必要があります。

そのときだけ

残尿感測定器でわかるのは、検査をした時点での残尿です。1日何回も検査するわけにはいきませんよね。カテーテルを体を中に突っ込んだり特別な医療器具が必要になるのですから。そう簡単に計測できるものではありません。

入院でもしなければ検査することはできないでしょう。それくらい大掛かりな検査で、最も重要なのは普段からの残尿感。毎日自然に生活している中でどれくらいの残尿感があるのかが大事ですが、一時的な残尿感しか計測することができないので不完全です。

人の体は変化するから無意味

人の体は変化します。調子のいい時もあれば悪い時もあります。いつもいつも調子がいいというわけではありません。残尿感だって生活によって軽い思いが出てきます。具合の悪いときだけ残尿量を測ったとしても無意味です。

病気でもなければ、そのときでき具合が悪くなっていることもあるからです。残尿感になりやすい飲み物や食べ物をとったときにも一時的にひどくなります。しかし、このような残尿の検査器具ではそこまで診断することはできません。

医者の前だけで数値が悪いとしても、家に帰ったら良くなってしまう場合だってあります。病院にいればストレスがかかり、残尿感を感じてしまう人もいます。精神的なストレスがかかり、自律神経に不具合が出てくるからです。このような複雑な事情があるので検査が100%正確ということにはならないのです。

いくら科学技術が発達して残留量が図れたとしてもそれだけでは意味がありません。目的は残尿感を改善させること。残尿感を計測するにゃ手間がかかり、気軽に正確な数値を計測できるわけではありません。

そして検査結果をうのみしないで生活をちゃんとすること。残尿感の計測に一喜一憂しているよりも、生活習慣を正しいものにすること。少し時間がかかるかもしれませんが王道の治療方法です。