軽く思っている性病。自由恋愛なんだから楽しんで何が悪いの…

しかし、楽しい恋愛で性病にかかってしまうこともあります。もしかしたら、過去の楽しい恋愛が、残尿感の原因になっているかもしれません。性病と残尿感は大きな関係があります。この機会に、性病と残尿感の関係を確認してください。

花柳病と呼ばれてきた

性病は昔から花柳病と呼ばれてきました。遊女や芸者の間で流行する病だったからです。今では一般人でも、楽しく恋愛をすることが当たり前になったので、もはや花柳病という名はふさわしくないでしょう。

大人はもちろん、子供でも恋愛を楽しむ時代になったので、性病の問題は大人だけでなく、子供にもおよんで来ています。

淋菌

排尿時に尿道がいたむものを、一般的に尿道炎といいます。おしっこをするときに痛くなってしまうのです。

そして、淋菌性尿道炎と非淋菌性尿道炎の2種類があります。この分類は性病の淋病が原因になっているかいないかということで分けられています。淋病は性行為によってかかるのがほとんどです。

性行為から2~3日たって、尿道に掻痒感や灼熱感を感じる場合、淋菌に感染した可能性があります。尿道に発疹ができる場合もあります。最終的には膿が出ることがあります。

女性は、外陰部に痛みを感じたり、ただれが起きたり、子宮内膜炎や卵管炎を起こすことがあります。

淋菌の治療薬はペニシリンが有名で、これ一発で治ってしまうとまで言われてきました。体内に侵入してきた淋菌をやっつけてしまうのです。

体内に侵入してきた細菌をやっつけるのが抗生物質ですが、性病の治療には一応、化学療法が有効で、ほとんどの場合、薬の処方で治療が終了するくらいです。

淋菌の治療においては、アルコールは控えたほうがいいでしょう。お酒を飲むと悪化するといわれています。血液が悪くなるせいでしょう。

しかし、抗生物質を使っていると抗生物質の効かない細菌が出てきます。いわゆる耐性菌というやつです。性病にかかっても病院に行って薬を飲めば大丈夫、と思っていたら大間違いで、薬の効かない性病も現れてきました。細菌も進化します。

クラミジアが増えている

昔から有名な性病は淋病でしたが、クラミジアにかかる方も増えています。最近のトップの性病だと思ってもいいでしょう。クラミジアでも非淋菌性尿道炎を起こします。排尿痛や膿汁が出ることもあります。基本的には、投薬治療で終了です。

しかし耐性菌ができることも、予想しなければいけないので、お医者さんが治してくれるからOK、と安心しない方がいいでしょう。

性病にならない方法は一つしかありません。禁欲だけです。それか、性行為を行うにしても、性病でない相手と確定している場合でしか安全の保証はありません。

最近の医師の多くはすぐにコンドームと言い始めますが、いくらなんでもゴム1枚で性病を防ぎ切ることはないでしょう。もちろん、唇の接触でもアウトです。

確かに恋愛は楽しいです。しかし、性病にかかって残尿感に悩まされる可能性もあります。ただで楽しい経験ができると思ったら大間違いなのです。おいしい話には裏があることを覚えておきましょう。

性行為を楽しんでから残尿感に悩まされるようになった。おしっこは出ないとか、膿が出るという場合には、性病が由来の残尿感であることが多いので、病院で診てもらうことも重要です。

ただし、病院で治してもらえるから、いくら楽しんでも大丈夫とタカをくくっていると、薬が効かない性病に出会ってしまう場合もあるので要注意です。

ほうっておくと性病が悪化したり、パートナーに移してしまうこともありますので、早め早めの対策が大事です。もちろん最も大切なことは禁欲というのはいうまでもありません。